【書評】それはそれはよく燃えた

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それはそれはよく燃えた [ 講談社 ]
価格:1,870円(税込、送料無料) (2026/10/21時点)


今回は「それはそれはよく燃えた」のご紹介。

過去記事でも書きましたが、最近、YouTubeの「積読チャンネル」にはまっており、そこで紹介された書籍です。

該当動画は次のとおり。

この系列のチャンネルで唯一の人格者である黒川さんの紹介回。

メインパーソナリティーの飯田さんも大ファンですが、黒川さんは安定してコメントを聞いていられるので、安心して視聴できます。

書籍購入のリンクは楽天を貼っていますが、私は同チャンネル運営会社のバリューブックスから購入。

そちらも一応リンク貼っておきます。

古本買取のVALUE BOOKS
ご自宅まで集荷に伺うので、本は詰めておくだけ。キャンセルも手軽にできるので、安心してご利用ください。

ではいってみましょー

それはそれはよく燃えた 概要

本作は短編集です。

著者一覧は下記のとおり。

高田崇史高田大介歌野晶午
宮西真冬風森章羽丸木文華
米澤穂信須藤古都離篠原美季
島田荘司神林長平潮谷 験
古泉迦十多崎 礼市塔 承
黒澤いづみ我孫子武丸秋吉理香子
河村拓哉矢樹 純三津田信三
五十嵐律人似鳥 鶏恒川光太郎
皆川博子

作家さんはあまり詳しくはないのですが、そんな私でも知っている作家さんが結構いますので、それだけでもお得な一冊だと思いませんか?

また、書籍タイトルがルール付に使用され、最初の1行は全員「それはそれはよく燃えた」ではじまる構成になっています。

タイトルが「燃えた」ですから、燃えることを題材とした物語となりますが、「燃える」とは物が燃えるだけではありません。

SNSの炎上や恋心、そうしたものも「燃えた」として活用されます。

帯分から引用すると「町が燃え、建物が燃え、忌物に死体に雪だるま。想像を超えるあれやこれやが、炎のなかに」と紹介されています。

短編集ですから、全て数頁で終わりますので、気楽に楽しめます。

感想

短編集は好きなのですが、欠点として、1話ずつ登場人物がリセットされるので、都度、登場人物を覚える作業に追われることです。

年と共に、記憶力が低下していますので、結構辛いんですよねぇ。

でも、本作はその欠点を凌駕するほど、1話1話が引き込まれますので、さくっと読めます。

1話5頁~10頁くらいなのですが、この短い中でも謎がちりばめられ、後半でしっかりと回収する展開力は脱帽です。

そして、短編集のよい所は、時間がなくても1話ずつじっくり読めることです。

さらに、積読チャンネルでもいっていましたが、作者が25人いますので、どの作家の書き方が自分にあうか、を楽しめる本でもあり、そして知らなかった作家さんの作品に触れることができますので、新しい出会い本としてもおすすめです。

個人的なおすすめは、最初の話である高田崇史氏の「吉原幻鏡」、宮西真冬氏の「家族を守るためだった」、丸木文華氏の「悪魔」ですね。特に「悪魔」は面白かったですねぇ。

短い文書で、よくここまで展開できるなぁと、改めて感嘆しました。

作家さんって、本当にすごいですね。

正直言うと、冒頭の1文に「それはそれはよく燃えた」としたルール付は、読む前には「面白そう」と思いましたが、読んでみるとあまりその効果は感じられず・・・・ただ、テーマを限定させ、「燃える」の解釈を作家へ委ねる手法は、読者に「今度はどんな燃えるなんだろう」と想像させますので、おもしろかったなぁと思うところです。

他にもシリーズがあるようですので、また購入してみたいと思います。

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