今回は「それはそれはよく燃えた」のご紹介。
過去記事でも書きましたが、最近、YouTubeの「積読チャンネル」にはまっており、そこで紹介された書籍です。
該当動画は次のとおり。
この系列のチャンネルで唯一の人格者である黒川さんの紹介回。
メインパーソナリティーの飯田さんも大ファンですが、黒川さんは安定してコメントを聞いていられるので、安心して視聴できます。
書籍購入のリンクは楽天を貼っていますが、私は同チャンネル運営会社のバリューブックスから購入。
そちらも一応リンク貼っておきます。

ではいってみましょー
それはそれはよく燃えた 概要
本作は短編集です。
著者一覧は下記のとおり。
| 高田崇史 | 高田大介 | 歌野晶午 |
| 宮西真冬 | 風森章羽 | 丸木文華 |
| 米澤穂信 | 須藤古都離 | 篠原美季 |
| 島田荘司 | 神林長平 | 潮谷 験 |
| 古泉迦十 | 多崎 礼 | 市塔 承 |
| 黒澤いづみ | 我孫子武丸 | 秋吉理香子 |
| 河村拓哉 | 矢樹 純 | 三津田信三 |
| 五十嵐律人 | 似鳥 鶏 | 恒川光太郎 |
| 皆川博子 |
作家さんはあまり詳しくはないのですが、そんな私でも知っている作家さんが結構いますので、それだけでもお得な一冊だと思いませんか?
また、書籍タイトルがルール付に使用され、最初の1行は全員「それはそれはよく燃えた」ではじまる構成になっています。
タイトルが「燃えた」ですから、燃えることを題材とした物語となりますが、「燃える」とは物が燃えるだけではありません。
SNSの炎上や恋心、そうしたものも「燃えた」として活用されます。
帯分から引用すると「町が燃え、建物が燃え、忌物に死体に雪だるま。想像を超えるあれやこれやが、炎のなかに」と紹介されています。
短編集ですから、全て数頁で終わりますので、気楽に楽しめます。
感想
短編集は好きなのですが、欠点として、1話ずつ登場人物がリセットされるので、都度、登場人物を覚える作業に追われることです。
年と共に、記憶力が低下していますので、結構辛いんですよねぇ。
でも、本作はその欠点を凌駕するほど、1話1話が引き込まれますので、さくっと読めます。
1話5頁~10頁くらいなのですが、この短い中でも謎がちりばめられ、後半でしっかりと回収する展開力は脱帽です。
そして、短編集のよい所は、時間がなくても1話ずつじっくり読めることです。
さらに、積読チャンネルでもいっていましたが、作者が25人いますので、どの作家の書き方が自分にあうか、を楽しめる本でもあり、そして知らなかった作家さんの作品に触れることができますので、新しい出会い本としてもおすすめです。
個人的なおすすめは、最初の話である高田崇史氏の「吉原幻鏡」、宮西真冬氏の「家族を守るためだった」、丸木文華氏の「悪魔」ですね。特に「悪魔」は面白かったですねぇ。
短い文書で、よくここまで展開できるなぁと、改めて感嘆しました。
作家さんって、本当にすごいですね。
正直言うと、冒頭の1文に「それはそれはよく燃えた」としたルール付は、読む前には「面白そう」と思いましたが、読んでみるとあまりその効果は感じられず・・・・ただ、テーマを限定させ、「燃える」の解釈を作家へ委ねる手法は、読者に「今度はどんな燃えるなんだろう」と想像させますので、おもしろかったなぁと思うところです。
他にもシリーズがあるようですので、また購入してみたいと思います。

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