早期退職(FIRE)にむけた資産計画 ~収支見直しと株式投資~

FIRE後はどのように生活費を稼ぐのか

現在の主たる収入は給与です。

FIREすると、当然、この給与収入がなくなるので、それに替わる収入減がないと、生活ができなくなります。

年金をもらえるのは65歳なので、それまでまだ10年以上もありますので、年金受給するまでの収入減と現在ある借金をどこまで整理できるかが鍵になります。

結論から言うと、株式投資や投資信託による配当収入をメインとし、それだけでは足りないので副収入を事業か、アルバイトで補う方法にむけ、準備をすすめています。

支出の整理 借金の整理と支出見直し

まず、生活費の見直しです。

借金は車など含めいろいろとありましたが、これらはまず全て整理。しかし、住宅ローンは金額も多く、また金利も1%を切っているため、当面、住宅ローンは一括返済せず、家賃支出と割り切って毎月支払っています(賞与払いもありますが・・)。住宅ローンは、まだ数千万単位で残債がのこっているので、少なくとも賞与払いが精算できるまでFIREは困難かと思っています。この精算は、副収入で弁済するのが理想ですが、それが叶うまではFIREを先延ばしにして給与から支払うしかありません。

現在の資産で住宅ローンの完済も可能ですが、メインバンクの担当者と相談したところ、「個人的には関西ではなく、貯蓄や投資で資産運用した方が無難ですよ」との後押しもあったため、投資を決断。

支出の見直しでは、資産管理できるアプリ「マネーフォワード」を導入し、資産割合と支出を管理するようにしました。アプリのリンクは下記のとおり。

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改めて支出をみると、結構無駄遣いしているんですよね。家計簿をつけている人なら日常的に管理できているかもしれませんが、我が家は家計簿はつけていなかったので、結構衝撃でした。普段、何気なしに買っていたコンビニでの買い物、外食、自動販売機での購入などなど。あまりカツカツな生活はしたくないのですが、無駄遣いは正さないと老後生活にも支障を来します。なので、できることから1つずつ無駄遣いを整理しはじめました。当面は禁煙にむけた努力と、飲酒の制限ですかね・・・。

余談ですが、飲酒、喫煙は健康維持にむけ、向き合わなければならない課題です。どちらも大好きで厳しいですが・・・。

いずれにしましても、FIRE後や老後生活も視野にいれ、無駄遣いの整理は必須です。なお、趣味は生きがいですので、無駄遣いしないよう努めますが、やめる気はいまのところありません。まぁ、あまり金がかかる趣味でもないですけれどもね。

収入の確保 ~株式投資開始~

FIRE実現にむけ、主たる収入源は配当収入としました。なので、よくいわれる「お金に稼いでもらう」ことを始めないと!

リスクが低い運用方法は貯蓄です。私もいままでは貯蓄メインで行ってきました。しかし、今は超低金利時代。私が若い頃は、定期預金で10%などの金利が約束された商品もありましたが、いまは1%に満たない金利。100万円預けていても、年間1万円にもならない金利ではいつまでたっても資産は増えませんし、インフレ基調にある昨今では、物価上昇にすら追いつけません。

株式投資・投資信託であれば、数%の配当・運用利息がつくケースが多いです。低配当の株式や、詐欺まがいの高配当の商品はさておき、一般的には3~4%が期待値で、投資信託の有名商品であれば7%位期待値がもてます。

しかし、貯蓄より投資はリスクが高くなります。個別株であれば、株の暴落により評価損の可能性もありますし、最悪倒産による全損の可能性も否定できません。配当・運用利息についても、あくまで期待値であって、確約されたものではありませんので、当然、結果として損することもありえます。

私の場合、冒険はせず、極力リスクが低く、そして期待値も「期待」できるものに投資しています。

なお、投資は短期ではなく、長期運用を前提に考えないと、期待値含め運用はさらにリスキーになります。遊びでデイトレードの短期運用もやってますが、あくまで遊びで、資産運用には位置付けていません。

どのような投資を行っているか

投資のスタイルは、それこそ人によって異なります。年金の運用を行っている年金積立金管理運用独立行政法人GPIFのポートフォリオ(金融商品の組み合わせ:投資内訳)は、国内債券、国内株式、海外債券、海外株式にそれぞれ25%ずつ設定し、この間、順調に運用実績を積み重ねています。

ときちのポートフォリオは、投資信託40%、個別株30%、債券10%強、となっています(20%は現金預金)。投資信託は主にNISAで運用し、積立投資に毎月9万円、成長枠投資は今年から満額投資(年間240万円)行っています。

なお、NISAの制度については、別途記事を投稿しています。

また、金融庁のリンクも貼っておきます。

NISAを知る:NISA特設ウェブサイト:金融庁
NISA(少額投資非課税制度)について学びましょう。

NISAは、上限1800万円ですので、はやく上限に達して資産運用の柱にしたいのですが、年間投資上限もあるので、じっくりゆっくりやらないと駄目です(最短で5年)。

投資初心者は投資信託で運用するのがベターだと思います。特段、専門の知識も必要無く、必要スキルは「放置できること」。とはいえ、最低限の知識はないと、証券会社や金融機関のいいなりになってしまいますので、これから投資を始める方は気をつけましょう。

有名どころは、オールカントリーやS&P500ですので、この辺りを中心に調べるといいかもしれません。

しかし、投資信託だけだと「ただひたすら待つのみ」ですので、いまいち面白みもありません。つまらないのは投資が順調な証拠とも言われるようですが、FIREをめざす以上、ただ待つのみでは面白くありません。

そこで、ときちは個別株も手を出しました。ときちの場合、楽天証券で特定口座(株式用の口座)を開設し、楽天証券で個別株運用と一部投資信託をおこなっています。株式投資を行うにあたり、基礎知識も身につけましたが、それでもまだ初心者の域ですので、投資先はほぼ誰もが知っているような大企業中心です。高配当といわれる3%以上の株を中心に購入しています。個別株のいいところは、株選定作業の楽しさもありますが、なんといっても配当収入です。配当金がはいったときは、本当に嬉しかったです。

個別株については、次の項でもう少し掘り下げます。

債券は、個別株や投資信託より、リスクは低いといわれ、その反面、利率も低いローリスクローリターンです。ただ、リスクが低いだけでノーリスクではありませんのでご注意を。年齢も年齢ですので債券も含めた分散投資に心がけたこともありますが(若くても投資は分散投資が基本)、私の場合、子どもの教育資金を定期預金から債券へ移行しました。金利だけでいえば、債券は定期預金の数倍となりますからね。ただ、何度もいいますが債券でもリスクはありますので、大事な教育資金を債券へ投資するのはあくまで自己責任です。

なお、債券は2社と米国債です。日本の国債は金利が低いので避けていましたが、最近、利率があがりましたので、再検討したいと思っています。

個別株投資のメリットとデメリット

個別株をはじめる場合、企業分析やチャートの見方など、本気でおこなうと相応の知識が必要となりますが、ときは初心者ですので当然そこまで知識はなく、日々勉強中です。

今回は、小難しい話ではなく、概要と個人的に思うメリット・デメリットをまとめます。

まず個別株式をはじめるにあたり、期待収入はキャピタルゲインとインカムゲインがあります。

キャピタルゲインとは、株価の差額で利益(または損失)をあげるものです。株価は日々変動していますので、購入した株価より高くなったときに売却すると、その差額が利益になります。100円で買った株を200円で売れば、100円が利益となります。なお、株で儲かった金額には税金がかかり、税率20.315%です。確定申告にするか、特定口座で運用し証券会社に税金を天引きしてもらうか、いずれか選べます。

基本的には100株単位の購入ですので一定金額が必要となりますが、大手企業でもソフトバンクやNTTなど株式分割して数万円で100株購入出来るものもあります。ミニ株制度で1株単位で購入できるサービスもあるようですが、ときちは利用していないので詳細はわかりません。すみません。

ネットで購入する際の注意として、必ず金額と購入株数は細心の注意を払いチェックしてから購入しましょう。ときちは、ボーッとしながら手続きしていたら、キリン株を100株購入するところを1000株も購入してしまい、吃驚しました。幸い、その後株価が上昇したので、速攻で売却し結果論として儲かりましたが、冷や汗がとまりませんでした。

キャピタルゲインは、短期売買とみられがちですが、長期保有でも期待できます。

インカムゲインは、いわゆる配当金です。企業は株保有者に配当金を約束しています。配当金がいくらなのかは、企業情報をみれば掲載されています。配当金は、例え株価が下がっても約束された配当金はもらえるので、ちょっとしたお小遣い感覚で臨時収入を得られます。ただし、急激に業績が悪化した際にはこのかぎりではありません。

個別株を行う場合、インカムゲインを期待して投資するのが好ましいのではないでしょうか。ときちは、インカムゲイン狙いで個別株を利用し、株価が予想以上に上昇した際には、キャピタルゲインも得る。こんな感じで行っています。

インカムゲインは、実際に配当金が手に入りますので、ちょっとしたお小遣い感覚です。これが嬉しいんですよねぇ。なお、配当だけでなく株主優待を行っている企業もあり、保有株数に応じてクオカードをもらえる企業もあります。株主優待では、例えばディズニーランドを運営しているオリエンタルランドは、条件を満たせばフリーパスがもらえますし、カップラーメンで有名な日清はカップラーメンの詰め合わせなど、結構楽しめるものもあります。でも、ときちはあまり株主優待で購入を検討していないので、今回は割愛。

配当金がいくらかは企業情報でチェックできますが、指標として配当率としてみることもできます。配当率とは、一株辺りの年間配当金を現在の株価で割って求めます。株価は日々変動しますので、配当率も変動します。「高配当」といわれる配当率は、一般的に3%以上と言われていますが、あまりにも高い配当率(10%など)は危険ですので気をつけてください。

個別株のメリットは、以上のとおり配当金がもらえて嬉しい。

デメリットは、株の選定作業に時間を有し、決断力も求められるところです。企業の業績分析を本気で行っていてはきりがありませんが、安易に購入するのも危険です。個人的に応援したい企業の株を購入するのも一つの方法ですが、それでは応援する気持ちだけで、利益が得られるかどうかは別問題となります。

ときちは、情報があふれているYouTubeを利用しています。複数の動画をチェックし、気になる銘柄があったら、その銘柄に焦点を絞って業績と配当率をみて、納得ができたら購入。といった感じです。

情報収集の注意点としてよく言われることが、「盲信しないこと」です。「○○さんが奨めていた」「SNSで話題になっていた」などの理由だけで購入するのは非常に危険です。SNSで情報収集する場合、必ず複数の人の情報をチェックすること。そして自分自身でも業績をある程度はみることです。ちなみに、そうした点では、2ちゃんのまとめ動画や、視聴者アンケートの結果照会している動画なども、それだけで複数の視点がチェックできるのでおすすめです。

いずれにしても、最終的に決断するのは自分自身。投資は自己責任ですので、ご注意ください。

まとめ

投資を検討している方は、まず投資信託からはじめてみてはいかがでしょうか。税金の優遇措置もあるNISA利用による投資信託で第一歩を踏み出す。その際には、焦らず積立NISAからはじめ、無理のない金額から投資することが大切です。

投資になれ、別途情報収集と株式の知識を身につけたら、ぜひ個別株も楽しんでみてください。

投資はリスクが伴います。余裕資金で行うことをお忘れ無く。

投資は長期投資が基本です。楽して短期で稼げるのであれば、万人が金持ちになっています。焦らずじっくりと投資はおこなっていきましょう。これは、ときち自身にも言っています。ちょこちょこと基本を確認しないと、「はやく設けたい」「これならいけるんじゃないか」など、悪魔のささやきに負けてしまいますので・・。

トランプの暴走で、株価は大荒れです。ときとも、今年前半では評価額がぐっと下がった時もありましたが、焦らず長期視点で保有継続しましたので、いまは持ち直しています。このまま順調に推移し、はやくFIREを実現したい!夢を持って投資を楽しんでいます。

ときち

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