50代でFIREめざしているときちです。
以前、FIREにむけた支出削減のコツは投稿しましたが、支出削減ばかりに目をむけると意外な落とし穴もまっています。
支出を減らせば資産形成のスピードが上がり、必要な資産額も小さくなりますが、支出削減には思わぬ 落とし穴 があり、やり方を間違えると逆効果になることも…。
本記事では「FIREに向けた支出削減でやりがちな失敗7選」を紹介します。
1. 健康や学びへの投資まで削ってしまう
節約のために健康関連費(食生活・運動・医療費)や自己投資(資格・学習費)を削ると、将来の医療費増加や収入の機会損失につながります。
ときちは、副業にむけた投資費用は、できる限りケチらないようにしています。いわゆる先行投資ですね(無駄になるかもしれませんが・・・)。
現在チャレンジしている副業は過去記事をご覧ください。
👉 削るべきは浪費。未来のリターンを生む支出は残しましょう。
2. 生活の質を落としすぎる
外食ゼロ、趣味禁止、人付き合いカット…といった極端な節約は、FIRE前に心が折れてしまいます。
何事もバランスが大事で、ときちは仕事関係の飲み会は「可能な範囲」で断る努力をはじめましたが、勿論、全部は断りきれません。
また、家族や友人との飲み会や外食は、豪華になりすぎない範囲で、継続しておこなっています。
楽しくない人生では意味ないですからね。
👉 FIREは「自由で豊かな暮らし」のため。生活の満足度を犠牲にしないことが大切です。
3. 節約疲れでリバウンドする
数十円の安さを求めてスーパーをはしごしたり、好きなサブスクを無理に解約すると、ストレスから無駄遣いに走るケースもあります。
サブスクは勿論整理は必要ですが、ときちの判断基準としては「迷ったら継続」としています。
安い店を探して走り回る行為は、結果として経済的に節約できたかもしれませんが、その時間は間違いなく浪費していますので、無駄なことはしないようにしています。
👉 長く続けられる「ゆるい節約」を意識しましょう。
4. 家族やパートナーとの価値観がズレる
自分だけが節約に夢中になり、家族にストレスを強いると不満が爆発。最悪の場合、人間関係が壊れることも。
ときちは、投資はじめた時もそうですが、必ず妻と相談しながらおこなっています。
娘もお金に関しては興味津々ですので、雑談をかねて何をやっているのか(主に投資分野)話しています。
話しがそれましたが、家族で余計なストレスはあたえたくないので、必ず相談・共有するようにし、同意されない場合は無理に説得しないでやめるようにしています。
👉 FIREは個人戦ではなく、家族全体のプロジェクト。対話と合意形成が不可欠です。
5. 将来の出費を見落とす
今の生活費を減らしても、
- 教育費
- 親の介護費
- 老後の医療費
といった大きな支出を見積もっていなければ、FIRE後に資金不足で苦しむリスクがあります。
これらは一般的な内容ですので、ときちの場合は、娘(1人)の教育費と、自分たちの老後問題だけです。
老後費用の試算はなかなか大変ですが、娘の教育費についてもある程度ゆとりをもって想定するようにしています。
6. 削ることに集中しすぎて収入アップを忘れる
節約には限界がありますが、収入アップには上限がありません。
「支出削減だけ」に偏ると、資産形成が思ったほど進まないことも。
ときちの場合、副業・サイドビジネスにチャレンジしています。
入金力をあげるには、本業で劇的な昇給は望めませんので、副収入を得る方法しかありません。
収入増と支出減のバランスをとって、入金力の引き上げにつなげます。
👉 支出削減+副業・投資・スキルアップで収入を伸ばすのが鉄則です。
7. 節約が「目的」になってしまう
FIREのための手段であるはずの節約が、「節約そのものが目的」になってしまう人もいます。
お金を使うことに罪悪感を持ち、FIRE後も窮屈な生活を続けてしまうケースです。
何のためにFIREをめざしているのか。
ときちの場合、自由な時間が欲しくてFIREをめざし、自由な時間とは楽しい人生を過ごすために欲している欲求です。
なので、楽しい人生でなくなっては、元も子もありません。
節約が目的化しないよう気をつけることが大切ですし、それはFIREについても同じで、FIREが目的化しないように注意が必要ですね。
👉 節約は自由を得るためのツール。目的を見失わないようにしましょう。
まとめ
FIREに向けた支出削減で気をつけたいのは、
- 健康や自己投資を削らない
- 生活の質を守る
- 節約疲れを避ける
- 家族の理解を得る
- 将来の出費も見込む
- 収入アップも並行する
- 節約を目的化しない
という7つのポイントです。
FIREの本当の目的は「お金の不安から解放され、自由に生きること」。
無理な節約で人生の質を下げず、賢く支出をコントロールしていきましょう。
なお、過去記事でも投稿しましたが、支出管理するために家計簿をつけはじめました。
マネーフォワードを利用していますが、利用当初は主に資産管理と簡単な支出管理を目的に利用していましたが、いまはきちんと家計簿として機能させています。
毎日、支出を入力するのは面倒かなと思いましたが、基本的に買い物はカード決済ですので、手動入力が必要になるのは現金決済とPayPay(PayPayは非対応)。
なので、手動入力の手間はそれほどかかりませんし、なんならスマホでもできるので、通勤時間や休憩時間にもできます。
本格的に設定しなおしたのは9月からですので、来月あたりに使用感含めまとめたいと思います。

ときち
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