50代でFIREめざしているときちです。
ときちは、50代になってからFIREを考え始めましたが、YouTubeなどを見ていると、以外と50代からFIREをめざす人も少なくないようです。
定年退職が近づき、老後生活が目の前に近づいてきたことと、体力の衰えが実感できるようになってくること、などが要因でしょうか。
とはいえ、20代・30代とは状況が大きく異なり、注意すべき点も多くあります。
この記事では、50代でFIREをめざす際に知っておきたいポイントをわかりやすくまとめますので、FIREめざしている50代の人、FIREを考えている50代の人などを中心に、参考にして頂ければ幸いです。
「リタイア後の生活費」を現実的に見積もる
FIREの基本は「生活費を資産の運用益でまかなう」ことです。
しかし、50代ではリタイア後の期間が20~30年と長くなる一方、
・健康維持費
・介護費用
・住居の修繕やリフォーム費
など、支出が増える可能性があります。
たとえば、毎月25万円必要だとすれば、年間300万円。
30年分で9,000万円です。
運用益を考慮しても、最低でも6,000万円以上の資産は必要とされるケースが多いです。
🔸ポイント:
「老後の生活費」は“今の生活費+将来の医療・介護費”で考えること。
「退職金」や「年金」を過信しすぎない
50代の場合、退職金や年金の支給が視野に入ります。
しかし、
- 退職金の額は企業によって大きく差がある
- 年金は受給開始までに数年の空白がある
- 物価上昇によって実質的な価値が減る
といったリスクがあります。
つまり、「退職金があるから安心」「年金があるからFIREできる」と考えるのは、非常に危険です。
🔸ポイント:
年金受給開始までの“つなぎ資金”をしっかり確保しておくこと。
「運用リスク」を取りすぎない
FIRE後の資産運用では、リスクを取りすぎないことが重要です。
なぜなら、50代からのFIREは「時間的リカバリー」が難しいからです。
たとえば、FIRE直後に株式市場が暴落した場合、資産が30%減ると、それを取り戻すのに10年以上かかることもあります。
生活費を切り詰めるか、再就職するしかない…という事態にもなりかねません。
ときちは、資産形成を加速化させるために、攻めすぎず、守りすぎず、で株式投資していますが、一般的には50代で攻めすぎるのは危険ですね。
皆さんは、堅実な資産形成をめざしてください。
🔸ポイント:
FIRE後の運用は「守り重視」で、債券・預金・高配当株などを組み合わせる。
「社会とのつながり」をどう維持するか
FIREは経済的自由を得る一方で、社会との接点が急に減るという側面もあります。
特に50代でリタイアすると、周囲はまだ現役世代。孤独を感じやすくなることもあるらしいです。
- 趣味や地域活動に参加する
- ボランティアや週数日の仕事を続ける
- オンラインコミュニティで交流する
といった工夫で、「社会とのつながり」を意識的に保つことが大切です。
ときちも、FIRE実現できたら、ボランティア活動かパート労働などで、社会とのつながりを保ちたいと考えています。
🔸ポイント:
FIREは「自由時間の増加」=「孤独時間の増加」にならないようにすること。
「働き方をゼロにしない」という選択
完全リタイアではなく、「セミリタイア」という選択もおすすめです。
たとえば、
- 週3日のパート勤務
- フリーランスとして在宅ワーク
- 投資+副業のハイブリッド型
こうした柔軟な働き方を組み合わせることで、資産の減りを抑えつつ、生活の張りも維持できます。
前項の社会とのつながりにも関連します。
収入が完全に途絶えると、経済的だけでなく精神的にも不安になるようです。
収入減は一定確保した方がいいかもしれませんね。
副業の記事もぜひご参照ください。

🔸ポイント:
「完全FIRE」にこだわらず、「ゆるFIRE」「サイドFIRE」も視野に。
まとめ
50代からのFIREは、若い世代に比べて時間の余裕は少ないものの、キャリア・経験・貯蓄額といった“土台”があるのが強みです。
大切なのは、
- 生活費を現実的に見積もる
- 年金・退職金に頼りすぎない
- 運用リスクを抑える
- 社会とのつながりを持ち続ける
- 無理せず「働く時間を少し残す」
この5つを意識すれば、50代からでも十分にFIREは実現可能です。
焦らず、着実に“自由なセカンドライフ”をめざしていきましょう。
ときち


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