資産形成 積立は預金より投資信託が長期で伸びる

50代でFIREめざしているときちです。
株式投資は、長期投資が基本です。
また、株式投資は一定のリスクもありますので、必ず余剰資金で行い、そのリスクは自己責任となります。

株式投資は非常にお得で、リスクがそれほど高くない商品もありますが、それでもリスクがゼロではありません。

注意喚起含め、株式投資の投稿に関しては、前段の文書を枕で掲載するようにします。

さて本題。

ときちは、FIRE実現にむけて資産形成中ですが、昭和世代のときちにとって、株式投資は「ギャンブル」との認識があり、資産形成は預金中心でした。

しかし、低金利時代に預金利用では、お金を保管することはできますが、資産形成としては役にたちません。

そこで、どの程度の金額差違が発生するのか、今回はご紹介します。

金利シミュレーター

積立型の商品は、おおむね複利計算されますので、自分で計算しようとするとなかなかやっかいです。

そこで、金利シミュレーター、または積立シミュレーターといったサービスが、金融機関や証券会社などで提供されています。

今回は、金融庁が提供しているシミュレーターをご紹介し、それぞれの計算もこのシミュレーターを利用した数字をご紹介します。

金融庁サイト
https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/tsumitate-simulator/

なお、資金形成の方法は、積立方式で考えます。

積立型の定期預金によるシミュレーション

金融機関の預金では、普通預金、当座預金、定期預金など様々な商品がありますが、積立で利用する場合、積立型の定期預金が該当します。

若干、金利や税制で優遇されている財形貯蓄もありますが、今回は財形貯蓄は取り上げないで、普通の積立型定期預金とします。

定期預金金利は金融機関によってまちまちですが、AIによると概ね0.2~0.5%が相場で、キャンペーン等で優遇金利が設定されているケースもあるらしいです。

なので、今回は高めに設定し、0.5%でシミュレーションします。

毎月の積立額ですが、若い方もご覧になるかもしれませんので、無理がなく、しかし低くすぎない金額として、月々3万円を想定しました。この条件は、後述するNISAでも同様とします。

資産形成は長期運用が基本となりますので、10年、20年、30年でそれぞれ紹介します。

では、定期預金金利0.5%、毎月3万円積立、による金額は次のとおりです。

年数元本運用利益総額
10年3,600,00090,0003,690,000
20年7,200,000370,0007,570,000
30年10,800,000850,00011,650,000

30年運用しても、85万円の運用利益にしかなりません。

ただし、金利は変動しますので、あくまで現在の金利が生涯にわたって同じだったと仮定したシミュレーションとなる点はご理解ください。

なお、金利には税金がかかりますので、おおよそ20%は源泉徴収されます。分離課税ですので、本人が意識すること無く、税額が引かれることになります。

積立NISAの運用によるシミュレーション

続いて、株式投資による運用のシミュレーションになります。

積立金額や年数は定期預金と同条件でおこないますが、問題は金利設定です。

投資する商品や銘柄によって金利は異なりますが、シミュレーションによる比較の紹介ですので、ご覧になる方は株式投資未経験者、又は初心者となりますので、個別銘柄投資は想定せず、投資信託とします。

投資信託も様々な商品がありますが、人気商品であるオールカントリーやS&P500を想定します。

これらの過去の平均金利はオルカンが5~8%、S&P500で平均金利6~10%程度となりますが、参考する文献によって異なりますし、あくまで過去のデータで将来を約束するものでもありませんので、今回は低めに設定し6%でシミュレーションしてみます。

運用利率平均6%、毎月3万円積立、による金額は次のとおりです。

年数元本運用利益総額
10年3,600,0001,270,0004,870,000
20年7,200,0007,200,00013,600,000
30年10,800,00018,440,00029,240,000

複利の力ってすごいですね。

シミュレーションして、ときち自身もびっくりしました。

株式投資の場合、10年で定期預金30年の金利を上回ります。

順調に30年推移すると、元本を超える運用利益が得られることになります。

アインシュタインも複利について「人類最大の発明」と言ったとか言わないとかの話がありますが、複利の力って本当に凄いですね。

これをNISAで利用した場合には、税金も発生しませんが、運用にかかる費用が発生しますので別途注意が必要です。

ただし、オルカンやS&P500の運用費用は極めて低額ですので、ほぼ意識しなくてもいいと思います。

まとめ

定期預金と株式投資で運用シミュレーションし比較してみました。

低金利時代の現状では、預金で資産形成はほぼ無理で、お金を預けているだけの商品と考えた方が無難です。

ですので、資産形成を考えているのであれば、やはりNISAを利用した方が、資産形成の可能性が高まります。

ただし、冒頭でも記載しましたとおり、株式投資は約束されたものではありませんので、自己責任となります。

株価の暴落が訪れれば、想定していた運用利率は崩れますし、最悪、元本割れするリスクも当然あります。

しかし、過去もリーマンショックなど大暴落を経験してきましたが、それら大暴落の歴史も含めた過去平均運用利率ですので、長期的な運用を心がければ、暴落が訪れても結果として想定運用金利は期待できる数字となります。

過去データはあくまで過去データですので、将来を約束するものではありません。

資産形成を検討しているようでしたら、今回のシミュレーションも参考にして頂ければ幸いです。

また、先ほどご紹介しました金融庁のシミュレーターを活用して、ご自身でもシミュレーションしてみてはいかがでしょうか。

ときち

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